君と旅をした、夢のような時間

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初めての手術の記録

こんばんわ。お久しぶりです。

実は先日、入院して手術を受けました。そのことをそのうちブログに書きたいな~と思っていたら、母方の祖父が急に亡くなってそれどころではなくなったりしましたが、手術の話をするために来ました。

 

緊急手術というわけではなく、四ヶ月ほど前に激しい生理痛に見舞われたため、レディースクリニックで検査を受け、「大きな病院で調べた方がいいかも」となって紹介状を書いてもらい、その病院でMRI検査をした結果、卵巣が少し腫れてるよ、と。チョコレート何とかの疑いがあるよ、と言われました。

「今すぐじゃなくてもいつかは受けなければいけない」、「卵巣は急変するよ」、「とりあえず手術の予定入れておくから考えてきて」と主治医に言われ、一ヶ月ほど考える時間を置いてから、手術受けますと返事しました。

そこからまた、いろいろな検査を受けました。血液検査のために8、9本分の血液を採血されたり、出血時間を調べるために耳たぶを刺されたり、全身麻酔のための肺活量の検査を受けたり。手術の前準備って大変なんだな、と思いました。

手術日が火曜日に決定したのは、結構ギリギリでした。今月初め頃の、手術前最後の診察の日だったと思います。

入院準備を整えて、手術前日の月曜日から入院、順調に回復したため土曜日のお昼には退院しました。

以下、入院中のことを振り返ってみたいと思います。自分の記憶とツイッターの呟きを頼りに。

 

 

■月曜日

入院初日、手術前日。入院患者の駐車場の使用が禁止されていたため、バスを乗り継いで病院へ。乗り継ぎのバスが遅れてきたため、約束の時間を少し過ぎて入院受付へ。母と合流して、入院する病棟へ。

病棟へ行き、担当してもらう看護師さんとご対面。身長、体重を量ってから病室へ。その後、先生(主治医の相棒)から明日の手術の説明を簡単に受ける。母は、昼ご飯の前に適当なところで帰宅。

昼ご飯を食べた後、担当の看護師さんが紙コップに入った下剤を持ってくる。「これ全部飲んで、夕方までに便が出なかったらもう一杯ですよ」と言われる。バリウムの方がマシと思えるような、甘ったるい下剤。病棟が高層階だったので、景色を眺めながら何とか飲み干し、夕方までに便が出て、その後もちょくちょくトイレに苦しめられる。

下剤を飲んで、便待ちをしている間にシャワーに行く。めちゃくちゃ寒かった。

夕食後から、OS-1を飲み始める。初めてのOS-1だったけど、薄いポカリみたいな感じで普通に飲める味でよかった。

 

■火曜日

手術当日。手術の数時間前までOS-1のみ。そして、浣腸。浣腸の何が大変って、約五分耐えるのが大変だった。ここでも気を紛らわして、ポルノさんの曲を聞きながら耐えて、トイレへ。これにて手術準備完了の状態。手術前日と当日のミッションは、便を出すこと。

手術の予定時刻、一時間前に母が到着。看護師さんが「また呼びに来ますね」と言った後、手術予定時刻になっても来ない。前の人が押していたそうで、40~50分ほど遅れてから看護師さんが呼びに来た。

ナースステーションで確認を済ませ、看護師さんと母と三人で手術室へ。母とは手術室前で分かれ、看護師さんと二人で中へ。頭にキャップを被って手術台へ。

手術室は、よく医療系ドラマで見るようなイメージとは違った。白い部屋の中に手術台や機械があって、ヒーリング系のBGMが流れていて、婦人科系の手術だったからか麻酔科の技師さんが全員女の人だった。大きい病院ならでは、なのかも。主治医は男なんですけど。手術台の上に寝て、身体の固定等されながら口元にマスクを当てられて、ゆっくり深呼吸していると、すぐに意識がなくなった。

意識を取り戻したのは、手術室から病室に移動するベッドの上で、勿論全部終わってた。病室に帰ってきてからひどく寒気がしたので布団を一枚追加してもらい、それから麻酔の後遺症でか三回吐いた。お腹の麻酔注射?のおかげか、ネットで見たような腹腔鏡手術特有の痛みを感じることは特になし。

術後、数時間経ってから酸素マスクが外れる。その夜、看護師さんが数時間おきに点滴や血圧やいろいろチェックしていた。大変だなぁと思った。

 

■水曜日

術後一日目。前日の手術後からずっと寝たきり状態だったので、腹よりも腰が痛くて仕方がない。

癒着防止のため、午前中から早速歩行開始。傷口が痛くてベッドから起き上がるのが大変。リクライニング機能が神。

歩行できることが確認できたため、尿管を外される→この瞬間が痛かった……。

午後、点滴からの卒業。その後、お腹の管を抜かれる→この瞬間は気持ち悪かった……。

尿管・お腹の管が外されたことによって、身一つになる。

 

■木曜日

術後二日目。先生(主治医の相棒)から、「明後日くらいには退院していいよ」と言われる。→明後日って、ポルノさんのしまなみライビュの日じゃん!!どうしよう!!

二日間シャワーしていないせいで頭がかゆくて仕方なかった。看護師さんにお願いしてシャンプーしてもらう。

夕方やってきた主治医にも、「様子見て帰っていいよ」と言われる。心はポルノさんライビュに向く。

咳をするとめちゃくちゃ傷口が痛む。

 

■金曜日

術後三日目。明日、退院することを決める。

担当の看護師さんから、咳をするとき痛みを和らげるコツを聞いて早速実践する。少しだけど痛みが和らぐ!すごい!

この日には、ほぼほぼ回復していた(腹の手術痕以外)。元気になってくると、病院に病室にいる方が気分が悪くなる気がした。

この日、ようやくシャワー解禁。術後初めて手術痕を見る。軽くホラーだった。

 

■土曜日

退院の日。荷物をまとめ、昼ご飯を食べてから退院ー!

キャリーバッグを持つのはちょっと怖いけど、転がすくらいなら何とか動ける程度には回復していた。でも、手術痕は痛む。

病院から映画館にタクシーで移動して、ポルノさんのライビュを楽しんで、映画館からタクシーでマンションに帰ってきた。

 

 

と、まぁこんなような五日間でした。

手術痕は日に日に痛まなくなりましたが、マンションに戻って数日は布団から起き上がるのに苦労したし、今もまだ完治してはいないので腹筋は怖くてできません。

婦人科の手術だったからか、尿管を外して数日間、不正出血がありました。このことについて全く調査不足だったし、病院側からも何も言われなかったので、売店で生理用ナプキンを購入しました……。知っていたらマンションから持って行ったのに……。

あとS字フック。これがあるといいよ、とネットで調べて持って行ったものの、サイズが小さくて全く使わなかった……。大きめの物の方が良さそうです。

そしてハンガー。病室にロッカーがあったんですが、まさかのノーハンガー。一応マンションから三本は持って行ってたんですが、足りなかったです……。

入院中の後悔はこんなところかな。誰かのお役に立てば光栄です。

 

人生初の手術。本当にこのタイミングでよかったのか、事が済んでしまった後ですが、時折悩みます。

それでも、さまざまなタイミングを考えると、このタイミングでよかった、と思うしかないのが現状です。

わたしにもう少し待つ勇気があればよかったのかもしれない。でもこの先、手術を受けなかったことを後悔したくはなかった。受けられるのであれば、受けられる時に受けたかった。選択を後悔しないためにも、前向きに思い続けるしかないです。

 

最後に。看護師さんって、本当に大変な職業だと思います。皆さん優しくてびっくりしました。いい病院でした。