朗読劇「青空」
この一つ前に書いた記事、朝彦と夜彦の朗読劇の次に、18時から青空の朗読劇を鑑賞してきました。
朝彦と夜彦の方にも書きましたが、青空のチケットが先にご用意されたので東京に遊びに行くことを決めて、朝彦と夜彦の方のチケットも申込みました。
青空の朗読劇に行きたい、と思ったのは、文ステで知った多和田くんの他の演技も見たい、と思ったからです。朝彦と夜彦と全く同じ理由のオタクですみません。でも、きっかけって大事ですよね。今回、青空という朗読劇を知ることができて本当によかったと思っております。そのくらい作品のファンになりました。ぜひ次回があれば、また違うチームを見てみたい、と思いました。
冒頭で最後のまとめのような文言を出してしまいましたが、多和田くんの他の役者さんは紫吹さん、高橋さん、神保さん、と何とも有名な方々の回でした。多和田くんすごい。
紫吹さんはお名前を知っていたけど、高橋さんに関しては別の方と勘違いしていたくらい存じ上げていなかったのですが(本当に申し訳ないです)、このお三方の中だとわたしは神保さんのことが昔から好きで知っていました。学生時代に楽しみにしていた昼ドラの某温泉もののシリーズに出演されていて、その時から軽いファンだったので、神保さんの生のお芝居が見られて本当に嬉しかったです。
戦時中のお話ということで、悲しい結末になるんだろうなぁ、という覚悟はしていたんですが、言ってしまいますがハッピーエンドで終わることができてよかったです。
ストーリーについて語る元気と記憶があまりないため、役者さん別にいろいろと書き留めさせてください。
■紫吹さん(役:語り手、お父さん、松原さん)
紫吹さんの素敵なお声の語りから朗読劇が始まりました。語りもお父さんも松原さんも渋くて素敵でした。女性なのにこんなに素敵に男性役をこなされる。さすが宝塚のご出身、と思いました。ちょっとした役作りも兼ねてあえてされていたんだと思うんですが、座り方、朗読姿勢からして男性的でカッコよかったです。
お父さんがいい人でよかったです。感動しました。生きていてよかった。
あと、松原さん。どうしても深読みしてしまう、油断できないオタクなので、いやいやこんなただのいい人がこの状況で現れたりしないでしょ、と思っていたんですが、本当にいい人でした。よかった。適当なところも、たまに適当が当たるところも面白かったです。
■多和田くん(役:少年・大和)
このメンバーだと犬か猫かな、と思っていたら多和田くんが大和くんでした。そう思っていたのもストーリーを知らなかったからなんですが、今の多和田くんに適したいい配役でした。
わたしは多和田くんを知っていて朗読劇に行ったわけですが、多和田くんを知らなかった人たちにも満足してもらえる演技だったと思います。贔屓することなく、すごくよかったと思います。いきいきと軍国少年への夢を描いたり、麦と小太郎を思いやって揺れ動いたり、たくさん大変な思いをした大和くん。強く生き抜きました。
最後の最後にストーリーがタイトルに繋がって、本当に良い作品だと思いました。いつまでもこの青空を守りたいと思いました。
■高橋さん(役:犬の麦、語り手も少し)
この日まで存じ上げなかった自分にびっくりしたくらい、素晴らしい女優さんでした。犬なのに麦が何とも愛らしくて、感動しました。高橋さんの演技が素晴らしかった。高橋さんが麦で、高橋さんの麦を見られて、本当によかった。
おばちゃん、と言われてショックを受ける麦も、わたしおばちゃんだから!と元気になる麦も、大和を慕う麦も、小太郎と仲良く喧嘩する麦も、ワン!と返事するところも、全部可愛らしくて、麦が大好きになりました。
■神保さん(役:猫の小太郎)
最後に神保さんが登場されて、この時点での猫役は決まっていたんですが、ゴロゴロもニャーンも本当に可愛くてびっくりしました!神保さんの猫役、本当にありがとうございました。行ってよかった……。
大和のお父さんを慕っていたところも、麦のことを気にするところも可愛かったです。大和に赤い木の実を取ってきたときは、小太郎それ毒だよー!と内心慌てましたが、毒だけじゃなくて、大和も小太郎も生きていてよかった。
青空の前に見た朝彦と夜彦が、演出上?一般的な朗読劇ではなかったんですが、青空は一般的な朗読劇のスタイルで、落ち着いて見ることができたと思います。
本当にこの回の青空を見ることができてよかったです。役者さんも作品も、とてもファンになりました。
来年もまた開催されて、自分のスケジュールに空きがあって、気になる役者さんが出演されたら、ぜひチケット取って行きたいと思います。